北海道紀行・’09夏   (函館・積丹・美瑛・旭山)


久しぶりに北海道のツアーに行ってきました。積丹岬に惹かれて3泊4日の旅、秘境と云われるだけあって、さすがに強行軍でした。
天候にはあまり恵まれませんでしたが、北海道の初めてを満喫してきました。


函   館


最初に訪れたのは函館、函館山山麓の歴史的建造物の多い元町を散策しました。

旧函館区公会堂、明治43年(1910年)に建てられた、左右対称のコニアルスタイルとブルーグレーとイエローが特徴の美しい建物
です。


旧公会堂広場から見た港と市街地、係留されている船は、青函連絡船記念館摩周丸、その向こうがJR函館駅です。


函館山の麓には、港に向かって下る幾筋もの坂道があります。その道筋には明治末期から昭和初期にかけて建てられた教会や領事館、和洋折衷の商家が点在しています。その中でこの八幡坂はロケーションの素晴らしさから人気が高いようです。


結婚の記念写真撮影に訪れたカップル。


八幡坂から港、摩周丸、JR函館駅方面のアップです。


元町の歴史的建造物に指定された家


函館ベイエリア。函館港は横浜港と共に150周年を迎えました。


函館港は安政6年(1859年)長崎、横浜と共に日本最初の国際貿易港として開港しました。その函館で最初の営業倉庫として開業した金森赤レンガ倉庫(明治43年再建)が残り、ショッピングセンターとして賑わっていました。

倉庫群のあいだに引き込まれた運河。


赤レンガ倉庫群


倉庫はしっかり補強されていました。


倉庫内部のショッピングモールです。


明治44年(1911年)函館郵便局として建てられた歴史的建造物。現在はショッピングモールとなっています。



有名な函館山からの夜景です。三脚なし、強風、大混雑のなかようやく撮ったのですが残念ながらブレています
”砂時計だ”と云った小学生がいたそうです。


函館の朝市の風景です。



大沼国定公園


駒ケ岳の山頂は雲に覆われていました。
この大沼湖は周囲24キロ島が大小取り混ぜて81あり、14の橋が架かっているそうです。





一つの島にモニュメントがありました。


ニ セ コ


長万部から積丹半島の付け根の泊へ向かう途中、立ち寄った観光牧場からみた
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山(標高1898m)です。


積 丹 半 島

長万部からニセコ、さらに北上して日本海側の泊村へ出ました。ここから海岸線を時計回りに余市まで約100キロの行程だそうです。ここを走る国道229号はかってのトンネルの落石事故以来整備されて山側に新しいトンネルが掘られ、さらにトンネルとトンネルの短い区間は洞道で繋ぐなどして長大トンネルの連続したところが多くなり、いくつかの景勝地が道路から見られなくなったとのことでした。ここはまた、義経伝説が多くあり、弁慶の刀掛け岩とか、神威岩は大陸へ渡った義経を恋焦がれたアイヌメノコの化身と云うようなものです。
旧道のトンネルの入り口はすべてコンクリートの壁で塞がれており、武意には、明治時代に海岸沿いに掘られた人が通るだけのもの、それより山側に大正時代に掘られたやや大きめのもの、それよりさらに山側に昭和に掘られた旧道のトンネルが並んで見えました。


神 威 岬


この岬の先端には、伝説で乙女の化身と云われる神威岩があり、この岩の祟りから女性を乗せた船がこの沖を過ぎようとすると必ず転覆したといわれ、神威岬は女人禁制の地とされて、いまも女人禁制の門があります。いまは女人通行可の告札が建てられています。
ここは気象の変化が厳しく風が強く、時間もないことから先端までは行けませんでした。


積 丹 岬

積丹半島の最北端、日本の渚百選に選ばれた、島武意海岸は「シャコタンブルー」と呼ばれる透明度の高い海ですが、今回残念ながらその実感はありませんでした。ここも時間が限られて海岸まで降りられず、展望所から屏風岩を眺めてきました。ここにも義経を慕って身を投げたメノコが岩になったという、女郎子岩の伝説がありました。


富 良 野


中富良野町の観光農園ファーム富田を訪れました。強い雨の中にもかかわらず、大勢の観光客で賑わっていました。1976年ここのラベンダー畑が当時の国鉄のカレンダーに載ったことがきっかけで観光客が訪れるようになり、香水、石鹸などの製造を手掛けて今は富良野の人気スポットとなりました。圃場はラベンダーのほか、季節折々の花が咲き乱れ、訪れる人を和ませてくれました。

夏の彩の畑
苗を植え付けたばかりで見頃はこれからのようです。



美 瑛

ケンとメリーの木
1970年代、日産スカイラインンのCMソング「ケンとメリー〜愛と風のように〜」に登場した、高さ35.3メートルのポプラの木。いま、一日にバスが100台、観光客が3000人くらいきているという人気の観光スポットとなった。道路の向かい側にあるペンションのオーナーの祖父が大正12年(1923年)に植えたものだそうです。



十勝岳

美瑛の風景

親子の木


旭 山 動 物 園

人気の白熊(、北極熊)くんは、なにが不満かポリタンクをくわえて首を振っていて、有名にしたダイビングは見られませんでした


映画のサブタイトルにもなった空飛ぶペンギンです。

オオカミの森

初めて見たオオカミです。いろいろな仕草を見せてくれました


洞爺湖の朝


道央自動車道

一車線部分(伊達〜室蘭間)、用地幅は4車線分あり、中央分離帯が盛り上げてありました


4車線部(苫小牧東〜千歳間) 中央分離帯は雑木林をそのまま残したものです。


機上から


白馬岳です。6月初め国道406号の峰方峠から見た景色を再び空から見ることができました

佐久島を眼下に見て、セントレアへ、旅の終わりです



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